2018/01/15

第2回七盤初心者のためのチェスレッスン


12月に開催した第1回の様子

12月に清澄白河のいっぷくで開催した、第1回七盤初心者のためのチェスレッスンは、多くのボードゲームファンに集まっていただき、私自身とても楽しませていただきました。いっぷくでのチェス講座は、今後も1月に1回のペースで秋まで続けさせていただく予定です。今月は27日(土) の開催で、キングの動きを中心とした解説をしようと思っています。池上で行っていたサタデーレクチャーとは一風違ったレクチャーを行っていこうと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。

【日時】 2018年1月27日(土) 18:30~20:30
【会場】 どうぶつしょうぎcafe いっぷく(最寄駅:清澄白河駅)
【形式】 レクチャー+質疑応答
【参加費】 2000円
【申し込み】 どうぶつしょうぎcafe いっぷく ご予約フォーム

それでは1月もよろしくお願い致します。今月もチェスプレーヤーだけでなく、様々なボードゲームファンの皆様と交流できることを楽しみにしています。


2018/01/12

FIDE Arbiter's Seminar in Tokyo 2018 Information

昨年末から話題になっていたアービター講習会の情報が、先日正式に公開されました。日本で初となるアービターのセミナーは、2月終わりに東京の蒲田で開催されます。以下、Yumiko Hiebert さんからの情報です。

【日時】 2018年2月23日(金)~25日(日)
【会場】 大田区民センター第5教室(最寄駅:JR蒲田駅)
【形式】 講習+試験
【参加費】 8000円
【スケジュール】 2月23日、24日 10時~18時、25日 10時~16時半
【備考】 2018 Arbiter's Manualをダウンロードしたパソコンをご持参ください。
セミナーは英語で開催されます。空き時間の質問は日本語でも可能ですが、原則的にセミナーに通訳はつかないことをご了承ください。
【申し込み】 yumichan(a)thehieberts.com (a) を@ に変えて、メールしてください。

知らない人のために補足しますと、アービターというのはチェスの公式の大会では必ず会場にいて、試合進行や選手間のトラブル解決に携わる役職のことです。今回のセミナーでは、3日間続くセミナーと最終日の試験をパスすれば、国際チェス連盟が認める正式な、FIDE National Arbiter の資格を取得することができます。また、将来アービターになろうと思っている人だけではなく、アービター側から見たチェス、ルールなどをもっと深く知りたい、などと言う人にも、とても勉強になるセミナーであるとのことです。

申し込みや事前の問い合わせは、私ではなくYumikoさんにお願いします。この機会にアービターの資格を持つ人が日本に増えると良いですね。どんなセミナーになるか、私も楽しみにしています。

FIDE Arbiters' Seminar in Tokyo, Japan
2018 Arbiter's Manual

2018/01/09

Chess Center in Tokyo Will Be Closed on 28th January 2018


チェスセンターでのレクチャーの様子 Photo by Kawanaka

先週、私のもとに1つ残念なニュースが飛び込んできました。私がチェスを始める以前から池上で営業をしていたチェスセンターが、今月いっぱいでクローズドになることが決まったとのことです。チェスセンターは日本チェス協会の営業する貴重なチェス交流の場でしたので、急な閉鎖をとても残念に思います。そして私が長く続けていたチェスセンターでのレクチャーも、今週13日が最後となります。

実はチェスセンター閉鎖の話は昨年から私の耳には入っていたのですが、当初の予定はもうしばらく先でした。それが今月に早まったことで、今週末のレクチャーのテーマも変更にしようと思います。昨年末に出した告知の記事は削除します。

【日時】 2018年1月13日(土) 13:00~15:00
【会場】 チェスセンター(最寄駅:池上駅)
【形式】 レクチャー+質疑応答
【テーマ】 Positional Play
【テーマ詳細】

私のチェスの基本になっているのは、いかにポジションを改善し、自分に良いポイントを作り、相手に悪いポイントを作るか、そして相手との差を作るかといったことです。そうしたポジショナルプレーのアイディアは、これまでのレクチャーでもかなり紹介してきましたが、今回はその総まとめをしようと思います。日本のプレーヤーはややタクティカルなプレーに走りがちな面があると思いますので、最後のレクチャーを皆さんのポジショナルプレーを見直す、1つのきっかけにしていただければ幸いです。

【参加費】 レクチャー代1200円+飲み物代200円
【参加資格】なし
【対象】 レイティング2000未満

チェスセンターの営業は週末のみですので、今月の土日6日間が最後のオープンとなります。行きたかったのにうっかり2月になってしまった、ということのないようお気を付けください。

2018/01/08

Simultaneous Games at Nagoya 2018 Event Report


この時期、サカエチカも新年仕様です

昨日は今年最初のイベントとして、名古屋で同時対局を行ってきました。これまで名古屋ではTuさん、南條くんが同時対局を行っておりますが、私は初めてでした。昨年は自身最多となる1年に3回の名古屋大会への参加があり、年々名古屋チェスクラブとの付き合いも増えているように思えます。


今回の参加者は8名で、11月の函館と比べれば少ないですが、その分レイティング2000オーバーも参加しており、全体的にレベルは高いです。そのような中でいくつか難しいポジションも現れてハラハラしましたが、大きく崩れることなく指し続けられたと思います。


Kojima, S - Suzuki, M
Nagoya Simul 2018
Position After 32... Qd8

鈴木さんとのゲームは細かなマヌーバリングを繰り返し、このようなポジションになりました。e4-e5 を警戒し、黒がクイーンをQf6-Qd8 と退いたところで勝負に出ます。

34. Ne6!? fxe6 35. Qxg6 h5 36. Bd4?!


ナイト交換をしたことで、もう少しで黒キングに迫れると考えましたが、少し見込みが甘かったです。ダイレクトなメイトスレットを作りますが、黒のディフェンスをきちんと計算していませんでした。代わりに36. e5! h4 37. g4 h3 38. Be4+/- ならば、白優勢でゲームは続いたでしょう。

36... Qe7??



これはディフェンスになっておらず、すぐに黒のピースが落ちます。36... e5! 37. fxe5 Nxe5 38. Rf7 Rh7 39. Bxe5 Rxe5 40. Ref2 Kh8 と進んだ場合、形勢判断は非常に難しいポジションになっていたでしょう。互いにfファイルが開けば、黒キングは危ないと思い込んでいました。

37. dxe6 Bxe6 38. f5+- Ne5 39. Bxe5 Bc4 40. Bxg7 Qxg7 41. Qxe8+ Kh7 42. Qg6+ Qxg6 43. fxg6+ 1-0


もう1つ難しかったのが藤沢さんとのゲームです。私がミドルゲームでのワンチャンスを逃し、エンドゲームに突入することになります。


Kojima, S - Fujisawa, H
Nagoya Simul 2018
Position After 33... Ke6

黒は1ポーンダウンですが、キングの位置の良さとダブルビショップ、e5 の分かりやすいターゲットにより、ポーンの代償はありそうです。

34. f3 g5! 35. Kf2 h5?!


g7-g5 はg7 のマスを空け、f4 のマスを抑える手として良いでしょう。しかし、h7-h5 は余計です。この時点で藤沢さんはg5-g4 を仕掛けるつもりなのかと思いましたが、キングサイドの4対2のポーンを捌き、白にコネクテッドパスポーンを与えることは、黒にとって得になりません。35... Bg7 から、すぐにe5 をアタックしておいたほうが良かったでしょう。

36. Ke3 g4?! 37. hxg4 hxg4 38. Bf4 gxf3 39. gxf3



白はBg7-Bh6 も恐れる必要はありません。黒に助けてもらってパスポーンとオープンファイルを作り、eポーンを進める方法をここから考えます。

39... Bg7 40. Rg1!


40. Bg5 Rd7 41. f4 と迷いましたが、せっかくオープンファイルができたのであれば、ルークを積極的に使うべきでしょう。

40... Rd7 41. Rg6+ Kd5 42. Ne4 Kc4



42... Bxe5 43. Bxe5 Kxe5 44. f4+ Kd5 (44... Kf5 45. Rf6+ Kg4 46. Rxc6! bxc6 47. Nf6++-) 45. Nf6++- e5 のポーンを取ってしまえば、ナイトフォークが避けられません。

43. e6 Bd4+ 44. Ke2 Re7 45. Nd6+ Kc3?


このゲーム最後のミスです。黒が粘るのであれば、キングはせめて下がらなければいけません。45... Kd5 46. Nf5 Re8 47. Nxd4 Kxd4 48. Bd6+/- このエンドゲームはまだ異色ビショップで難しいですが、私の経験上、白の2コネクテッドパスポーンに黒が対抗するのはかなり大変だと思います。

46. Bd2+!



この手がポイントで、黒キングをd4 のビショップから離しておくことで、Nd6-Nf5 での駒得を確定させます。

46... Kc2 47. Nf5! Bb5+ 48. Ke1 Bc5 49. Nxe7 Bxe7 50. Bg5 Bd6 51. Kf2 Bd3 52. Rg8 1-0


50手目で黒にBe7-Bh4+ の大逆転メイトを許すこともなく、なんとか勝ち切ることができました。最後まで残った藤沢さんとの試合も勝ったことで、今回の同時対局は私の8戦全勝という結果でした。私にとっても勉強になるゲームが多く、名古屋まで足を運んだ甲斐がありました。今回のイベントを企画してくださった名古屋チェスクラブの堀江さん、参加者の皆さん、同時対局のサポートをしてくれた妻に感謝したいと思います。ありがとうございました!

イベント後は手羽先で有名な世界の山ちゃんで、参加者たちとの打ち上げです。ここでもチェスボードを出していくつかポジションを考えたり、チェスの勉強について話し合ったり、ジャパンチェスマガジンについて説明をしたりと、楽しい時間を過ごすことができました。次回、名古屋に足を運ぶのは夏の大会でしょうかね。また名古屋にいける機会を今から楽しみにしています。


今回は到着後すぐに、名古屋駅地下のマグロ専門店、鮪小屋でから揚げ定食を堪能。たまには名古屋名物以外も良いですね。

2018/01/05

国内レイティング S116

2017年12月締め切りの国内レイティングが、ようやく今日確認できました。今回はジャパンオープン、名古屋オープンがメインで、年末のクリスマスオープンと学生選手権は未集計のようです。変動があったプレーヤーの上位勢は以下の通りです。

小島慎也 2475 -10
南條遼介 2437 +-0
馬場雅裕 2406 -4
青嶋未来 2389 -11
Alexander Averbukh 2332 +-0
山田弘平 2301 +14
松尾智彦 2288 +32
小林厚彦 2248 +6


ジャパンオープンで優勝した弘平くんは、初の2300台へ。名古屋で馬場さん、ジャパンオープンで南條くんに勝った松尾さんが、上位勢の中では大きく上げて2300目前です。逆にトップ5は、ジャパンオープンの冴えない結果が影響していますね... 私も大きくマイナスでした。

2018年はこのレイティングでのスタートです。私は1月2月と公式戦の機会が無いかもしれませんが、新年チェス大会、2月スタートの地方予選などに参加するプレーヤーは頑張ってください! 私も指し始めとなる明後日、名古屋での同時対局イベントをしっかりこなしてこようと思います。S116 の他のプレーヤーのレイティングは、いつも通り松戸チェスサークルのHP から確認ができます。

2018/01/02

謹賀新年 2018

明けましておめでとうございます。2017年もあっという間に終わり、もう2018年ですね。本年もどうぞよろしくお願い致します。

2015年の頭にIM タイトルを獲得し、そろそろ3年になろうとしています。この3年間、海外大会はHawaii Chess Festival、Baku Olympiad、IOM、North American Open くらいで、2012-2014の4年間に比べると、ぐっと海外でのFIDE 公式戦は少ない期間でした。今年は心機一転、3月のCappelle la Grande に始まり、海外大会にも積極的にチャレンジしていこうと思います。具体的には9月から10月にかけてのBatumi Olympiad の後、またハンガリーか、新しいマレーシアのGM トーナメントへの参加を検討していますが、まだ正式には決まっていないので、決まり次第お知らせします。

昨年は結婚、引っ越しと私生活でも大きな変化があり、妻をはじめ多くの人からのサポートを受けて、また新しい年を迎えられたと思っています。もう少しで8年目に入るこちらのブログもしっかり続けていくつもりですので、引き続きよろしくお願い致します。

2017/12/30

Saturday Lecture on 13th January 2018


Najdorf, M - NN
Rafaela 1942

【日時】 2018年1月13日(土) 13:00~15:00
【会場】 チェスセンター(最寄駅:池上駅)
【形式】 レクチャー+質疑応答
【テーマ】 Knight Mate
【テーマ詳細】

ナイトでの窒息メイトは、初めて知った際にはとても驚き、ナイトというピースの面白さを知る良いきっかけになるでしょう。典型的なナイトのメイトは、クイーンサクリファイスからのコンビネーションで生まれますが、もちろんそれだけではありません。今回はいくつかのパターンでのナイトのメイトを紹介し、ナイトの力を確認したいと思います。

【参加費】 レクチャー代1200円+飲み物代200円
【参加資格】なし
【対象】 レイティング2000未満

2017/12/26

Jolimark International Open Chess Championship 2017


香港の試合会場 Photo by Nakamura, N

2017年の最後を締めくくる大会として、海外大会を選んだ日本選手たちがいます。23日から香港で開催されているトーナメントには、日本から青嶋くんと中村くんが参加しています。今日までで全9R中、8Rまでを消化し、2人とも6/8 と良い数字を残しています。青嶋くんはリスト1 のGM Grigoryan に敗れこそしたものの、フィリピンのIM Pascua とドロー、中国のIM Li Bo に勝ち。中村くんもIM Pascua に敗れたものの、下5人に勝ち、上2人とドローで、日本勢は両者とも大きくレイティングを上げています。

Aoshima, M (JPN, 2265) - Li, B (IM, CHN, 2344)
Jolimark (HK) International Open Chess Championship 2017 (5)

1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. Nc3 Bg7 4. e4 d6 5. h3 O-O 6. Nge2 c5 7. d5 e6 8. Ng3 e5?!



e7-e6 と仕掛けた以上、8... exd5 9. cxd5 h5 と進めてBenoni Structure にするのが自然に思えます。センターから反撃がないことが分かれば、白はキングサイドの攻撃に集中できそうです。

9. Be2 h6 10. Be3 Kh7 11. Qd2 a6 12. Nf1 Bd7 13. g4 b5!


これはクイーンサイドからの反撃として有効です。e4 のポーンが落ちては不利になるため、白はナイトをb5 への利きとしてカウントできません。

14. Ng3 b4 15. Nd1 a5 16. f3 Ng8 17. h4 Ne7 18. Bd3 a4 19. Nf2 Bc8 20. Nh3 a3 21. b3



センターとクイーンサイドがここまで固まり、1つも駒交換が起こっていないのは珍しいゲーム展開だと思います。白はキングサイドでまだ打開のチャンスがありますので、どういった準備の後、h4-h5 を仕掛けるか少し考えるでしょう。しかし、Li Bo のミスでゲームは大きく動きます。

21... f5?


King's Indian ではポピュラーな手ですが、ここでキングサイドを開くことは、黒キングの守りのみを薄くしてしまうため、リスクが高すぎます。開いたgファイルとb1-h7 のダイアゴナルは、白にとってありがたい攻撃のラインとなります。

22. gxf5 gxf5 23. exf5 Nxf5 24. O-O-O Ra7 25. Rdg1! Kh8



いつまでもf5 のナイトをピンにしたままでいるのも苦しいですが、これはh6 のポーンが落ちるため黒は厳しいでしょう。

26. Nxf5 Bxf5 27. Bxf5 Rxf5 28. Bxh6 Qf8


ポーンを取りかえそうとする28... Rxf3 には、29. Bxg7+ Rxg7 30. Rxg7 Kxg7 31. Rg1+ Kf7 32. Qh6+- と進んで、白のアタックが決まってしまいます。

29. Bxg7+ Rxg7 30. Ng5!



駒得した白がさらにアドバンテージを拡大するために重要な1手です。白マスビショップを交換した後では、黒はe6 の弱点をカバーしきれません。白はこのマスにナイトを向かわせれば、さらに黒にプレッシャーをかけることができます。

30... Nd7 31. Ne6 Rxg1+ 32. Rxg1 Qf6 33. Qg2 Qh6+ 34. Kd1 Qh7 35. Ke2 Rh5 36. Qg7+!


このクイーン交換も実に効果的です。白のf,hポーンは不安定にも見えますが、クイーンを消して黒の反撃を抑えこみ、7段目にルークを入れれば白のアドバンテージは決定的でしょう。

36... Qxg7 37. Rxg7 Nf8



ナイトの逃げ場所は迷うところですが、37... Nf6 38. Rf7 Ng8 39. f4 exf4 40. Nxf4 Nh6 41. Rd7 Re5+ 42. Kd3+- これでもd6 が落ちて白勝勢です。

38. Rg5! Rxh4


黒としては38... Rxg5 39. Nxg5 Kg7 40. Ne4+- と進むナイトエンディングも望みがないため、苦渋の決断ですがナイトを捨てます。

39. Nxf8 Rh2+ 40. Ke3 Rxa2 41. Nd7 Kh7 42. Ke4 Kh6 43. Kf5 Rf2 44. Rg6+ Kh5 45. Nf6+ Kh4 46. Rh6+ Kg3 47. Ne4+



これで黒が頼みの綱にしていたルークも取ってしまい、白の勝ちが決まります。黒はよほど悔しかったのか、メイトまで続けました。

47... Kxf3 48. Nxf2 a2 49. Rh1 Kxf2 50. Rh2+ Ke3 51. Rxa2 Kd4 52. Rh2 e4 53. Ke6 e3 54. Kxd6 Kc3 55. Kxc5 Kxb3 56. Rh3 Kc2 57. Rxe3 b3 58. Rxb3 Kxb3 59. d6 Kc3 60. d7 Kd3 61. d8=Q+ Ke4 62. Qd5+ Ke3 63. Qd4+ Kf3 64. Kd5 Kg3 65. Qf6 Kg4 66. Ke4 Kg3 67. Qf4+ Kg2 68. Qf3+ Kh2 69. Qg4 Kh1 70. Kf3 Kh2 71. Qg2# 1-0


青嶋くん、これが海外公式戦でのIM 戦初勝利でした! 海外公式戦と書いたのは、国内の公式戦ではすでにIM に勝っているためです。説明しなくとも、誰のことかはわかりますね(笑)

明日の最終戦を前にして、青嶋くんと中村くんは互いに6P で3位タイ。タイブレークを踏まえると、青嶋くんが4位、中村くんが8位という素晴らしい順位につけています。しかし、入賞をかけた最後の試合は2人とも簡単な相手ではありません。青嶋くんは中国のGM Zeng Chongsheng に黒、中村くんは青嶋くんが破ったIM Li Bo に白と発表されています。2人には最終戦、ぜひともポイントを取って(願わくば勝って!)、日本に帰ってきてほしいですね。明日は日本時間の朝10時スタートで、2人ともゲームが中継されます。お時間のあるかたは両者がポイントを取れるよう、ライブを見ながら応援しましょう!

Jolimark International Open Chess Championship 2017 R9 Pairings
Jolimark International Open Chess Championship 2017 Live Games

2017/12/24

Japan Chess Magazine

Twitter では先行して発信しましたが、あらためてこちらのブログでもお伝えします。日本のチェスファンの皆様にクリスマスプレゼントとして、本日、情報解禁となりました。

2018年4月に、競う!鍛える!プロジェクトから、日本で初となるチェス専門誌、ジャパンチェスマガジンが発刊されることが決定しました! こちらの専門誌は4月以降、3か月ごとの季刊で、私が監修を務めさせていただきます。これまでにないチェスの新たな媒体として、多くの人にチェスに触れ、チェスを楽しむきっかけにしていただければと思います。

創刊号では巻頭企画として、永世七冠を獲得された将棋棋士の羽生善治さんと、私とのスペシャル対談を予定しています。私としては、羽生さんと個人的にチェスの話をする機会はこれまでたくさんありましたが、あらためて対談という席でどういった話ができるか、とても楽しみにしています。他の企画としては、国内外の棋譜の解説やプレーヤーの紹介、大会の告知&レポート、ニュースやトピックスなどを用意しています。

発行・発売元である競う!鍛える!プロジェクトは、これまでシャンソンマガジンや季刊リコーダーを発刊してきた、歌う!奏でる!プロジェクトから派生した新プロジェクトです! 今後、ジャパンチェスマガジンの情報は、以下のサイトで随時更新されますので、是非チェックしてみてください。4月の創刊号発刊に向け、私も準備を進めていきたいと思います。皆さんの期待に副えるような専門誌をお届けしたいと思いますので、来年4月を楽しみにお待ちください。これからジャパンチェスマガジンを、よろしくお願い致します!

歌う!奏でる!プロジェクト オフィシャルサイト

2017/12/22

2017 公式戦戦績


マン島での初戦 Photo by Alena Vasilevskaya

久々の更新です。明日のクリスマスオープンには参加しないことを決めたので、自分にとっての2017年の国内外公式戦は、先月の函館チェス大会で全て終了となりました。そこで例年通り、公式戦の戦績をまとめたいと思います。今年1年間の戦績は以下の通りです。

JCA 公式戦 52勝8敗5ドロー、勝率 83.8%
FIDE 公式戦 18勝5敗4ドロー、勝率 73%


今年は参加した海外大会がマン島のみだったため、去年よりもFIDE 公式戦の数は少なく、全日本とジャパンリーグで稼いだ分が効いて勝率は上がりました。しかし、レイティング変動はほぼなく横ばいです。国内公式戦は勝ち数、勝率ともにほぼ昨年と同じですが、レイティングは多少上がっています。web上での発表はまだですが、今月20日締め切りで計算されたS116 も、明日クリスマスオープンの会場に足を運んだプレーヤーは確認できるでしょう。私は今期、14勝2敗1ドローなので、さほど上がっていないかな...?

公式戦以外は羽生さんとのトレーニングやIVL がありましたが、後者は南條くんに負けのみの7勝1敗と、良い数字を残せたと思います。ただ今年はIVL にフル出場が1回もなく、毎回の途中交代になってしまっているので、2018年は5試合フルで参加できる機会を増やしたいですね。

来年の予定もまた後日記事にしますが、3月のカペルを始めとし、海外大会にも積極的に参加しようと思っています。2018年こそ、FIDE レイティングのベスト更新、そしてGM ノームを狙っていきたいですね。少し早いですが2018年の試合でも、よろしくお願い致します。明日、クリスマスオープンに参加される皆さんは、年内最後の公式戦、頑張ってください!

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