2012/04/28

Check Mate Lounge - Behind the Scene -


今日はCheck Mate Lounge の振り返りということで、少し裏話もしていこうと思います。次号のチェス通信の記事とも少し被ります。

・Check Mate Lounge の運営に関して

主催者が私、プロデューサーが兄の穣二と公開されていますが、もちろん二人で全ての作業こなしてきた訳ではありません。主に7~8人のグループで、企画案の作成、web の立ち上げ、画像、映像の作製、メディアとの交渉などを行ってきました。各分野でプロの手を借りることができたのは、成功への大きな要因となりました。当たり前のことですが、チェス界の人間だけでイベントをやろうとしないで正解でした。

・Short の招待費に関して

具体的な数字は伏せますが、これは皆さんが想像しているよりも、相当安いと思います。彼が一人で来たうえ、東京の友人宅に滞在してくれたことは、招待費の面から言えばとてもありがたいことでした。私は航空券の手配なども考えて、昨年秋にはHIS に相談をしたりしましたが、結局のところ、航空券、滞在費、謝礼を含めていくら渡す、という形式に落ち着きました。この形が運営側としては最も楽でしょうね。

・electronic Board の使用に関して

会場にいらっしゃったチェスファンの皆さんはお気づきだと思いますが、Check Mate Lounge の試合には、DGT 社のelectronic Board を使用しました。これはセンサーが埋め込まれたチェスボードで、駒を動かすと接続したパソコンに指した手の情報が送られます。会場のスクリーンや、iPad の局面は、これを使用して表示していました。本当は公式HP でライブ中継もしたかったのですが、そこまでは叶いませんでした。ちなみに、e-Board は松戸チェスクラブからお借りした物で、日本のチェスイベントでこれを使用したのは初めてだと思われます。

・ニコニコ生放送に関して

ニコニコ動画での生放送が大成功だったのは、私としては嬉しい誤算でした。正直に言えば、視聴者は50000人に届くかどうかだと予想していたので、10万にという数字には大満足です。ニコニコ動画を運営するドワンゴさんとの打ち合わせには、私も出席しましたが、彼らがここまで協力してくれたことには心から感謝しています。

・次回のゲストに関して

Check Mate Lounge は私がハンガリーとトルコから帰国する今年秋に、第2回の開催を目指します。次回のゲストも海外からのGM にしたいのですが、Short があまりに大物だったため、誰にするか少し悩むところです。一応、候補は出ているので、これから交渉してみようと思います。

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