FS 2012 May 5th round

4R の抜け番をもらい、迎えた5R でしたが、惜しいところまでいきながら敗れてしまいました。良い局面を持ちながら、あと一歩が踏み込めません。

Kojima, S (FM, JPN, 2264) - Tesik, C (FM, HUN, 2339)
First Saturday 2012 May IM (5)

1. Nf3 Nf6 2. c4 g6 3. Nc3 Bg7 4. e4 d6 5. d4 O-O 6. Be2 e5 7. O-O Nc6 8. d5 Ne7 9. Ne1 Nd7 10. Nd3 f5 11. Bd2 Nf6 12. f3 f4 13. c5 g5 14. Rc1 Rf7 15. Nb5 Ng6 16. Ba5 b6 17. cxd6 cxd6 18. Bb4 Bf8 19. Rc6 Ne8 20. a4

ここまでは準備手順でした。ここからKing's Indian らしい激しい攻め合いが始まります。

20...h5 21. Qb3!? g4 22. Rfc1 g3 23. Bf1 Rg7 24. Be1 Nh4 25. R6c2 Bd7 26. Nb4 Qg5 27. h3 Nf6!?

私のメインの読み筋は27... Nxg2 28. Bxg2 Qh4 29. Nc7 Nxc7 30. Rxc7 Bxh3 31. Rxg7+ Bxg7 32. Bxh3 Qxh3 33. Rc2+/-で白良し。ここまでピースが減れば、黒の2コネクテッドパスポーンもさほど怖くありません。

28. Nc7 Nxe4!?

この手が来るのは分かっていましたが、ここで冷静に受けることができませんでした。

29. Ne6?!

29. fxe4 f3 (29... Bxh3 30. Nxa8+- ここでh3 を取る手ばかりを考えて、29.fxe4 を躊躇してしまいました。) 30. Ne6 Bxe6 31. dxe6 f2+ 32. Kh1 fxe1=Q 33. e7++-

29... Nc5! 30. Rxc5 Bxe6 31. dxe6 bxc5 32. e7+ Kh7 33. exf8=N+ Rxf8 34. Nd5?

ナイトに触った瞬間、先に白マスでチェックを入れておけば、白マスをブロックして白優勢で試合を進められることに気が付きました。相手のほうが圧倒的に持ち時間も少なく、丁寧に考えなければいけない局面で焦ってしまうところは、私の弱点だと思います。
34. Qc2+ Kh6 35. Nd5+/=

34... e4 35. Bc3?!

黒マスが開いたことをチャンスととらえましたが、安全にf3 を守るほうがベターでした。35. Be2

35... exf3! 36. Bxg7 f2+! 37. Kh1 f3!-/+

相手は残り20秒ぐらいまで考えて、この手を決行しました。c1 のルークにクイーンが当たっているのがポイントで、38...fxg2+ 以下、連続チェックでメイトになります。これに対して時間を使い、とてもうまい返しをしたと思ったのですが、幻想でした。

38. Qc4 38... Kxg7 39. Nc7

これでナイトフォークが受からず、勝ったと思いました。

39...d5! 40. Qxc5??

ここは40.Ne6+ から、クイーンを交換して黒有利の局面を受け入れるしかありませんでした。

40... fxg2+ 41. Bxg2 f1=Q+ 42. Rxf1 Rxf1+ 43. Bxf1 g2+ 44. Kg1 gxf1=Q+ 0-1

連続チェックによるメイトでした。ぬう。

悲しみを癒すマーボー茄子

今日はリスト1のIM Galyas と黒で対戦です。ここで一踏ん張りして、また良い流れを取り戻したいです。