2014/03/09

第3回将棋電王戦開催記念イベント - ponanza vs. Humans -


ponanza には3台のパソコンを使い、3人ずつが挑戦します。

今夜はドワンゴのスタッフに声をかけられ、半蔵門で行われていた将棋イベントを見学してきました。このイベントは、昨年末に電王のタイトルを獲得した将棋プログラム、ponanza に一般参加者が対戦を挑むというものです。先週と今週末の4日間にかけ、合計168名(実際には2名棄権して166名) がponanza と対局し、その様子はニコニコ動画の生放送で中継されました。公式HP は以下のリンクから。

第3回将棋電王戦開催イベント 電王ponanza に勝てたら賞金100万円!!

そしてこのイベントの目玉は、なんといってもponanza に勝った挑戦者には、賞金として100万円が支払われるというサービスです! しかも、その賞金はponanza 開発者の山本さんが自腹を切る(2人目以降の賞金はドワンゴ負担) という話です。プロ棋士、女流棋士、奨励会員はこのイベントに挑戦できませんが、アマチュアでも腕自慢は大勢いるでしょう。昨日までは挑戦者側の勝ちは0ということだったので、私は最終日の今日、初の人間側勝者が誕生するかどうか、イベントの最後を見守りました。


対局後に、モニターで形勢評価を振り返る挑戦者と観戦者

先週の対局でも、かなりponanza を追い詰めた挑戦者がいたようですが、今日の39局目でも元奨励会三段という実力者が、かなり勝ちに近い局面を作り出したようです。しかし、20分切れ負けという人間には厳しい持ち時間であるため、最終的にはponanza の逆転となり、先週からの連勝を伸ばすことになりました。4日間で166名のアマチュアが挑戦した今回のイベント、結果はponanza の全勝です。挑戦者が3名、白星を収めた昨年の賞金イベントに比べ、人間にとって厳しい結果でした。それにしても、ponanza 強し!

ちなみに、私のイベント参加を期待するコメントがニコ生で流れたそうですが、とんでもありません(笑) 私の腕前を全国に流すなんて、大恥をかくだけです。そういったことは、私の将棋の腕前がもう少し上がってから考えてみることにしましょう。

今日の会場では、NHK の記者の方、そしてponanza 開発者の山本一成さんと、チェスと将棋に関するとても有意義なお話しができ、会場に足を運んだ甲斐がありました。(山本さんは私のことをご存じだったようで、大変光栄です!) お2人とは別の将棋イベントでも、またお会いして話ができればと思います。最後に、今回のイベント運営のドワンゴスタッフ、挑戦した将棋ファンたち、ponanza 開発者の山本さん、そして対局の様子をニコ生で見守っていた視聴者の皆さん、4日間お疲れ様でした。私も自分の本業であるチェスの活動に対して、エネルギーを貰っています。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

COMの指し手はデンソーのロボットアームが駒を持って動かすらしいとか・・▼o・~・o▼

http://response.jp/article/2014/03/12/218995.html

匿名 さんのコメント...

こちらは第3回将棋電王戦に協賛するデンソーのニュースリリースであります

https://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2014/140312-01.html

匿名 さんのコメント...

だいぶ前に書いた 週刊アスキーの人のお化けマシンが コンピュータ将棋の発展に一役買う?ことになったらしいです▼o・~・o▼ 汗

http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/203/203299/

Shinya_Kojima さんのコメント...

情報ありがとうございます。この話は初めて聞きました。
このロボットが指すというのは面白い試みですね。より、人間対コンピュータという構図が分かりやすくなりそうです。

コメントを投稿

Copyright © 2011 Shinya Kojima All rights reserved.