2015/09/03

暁星学園チェス部夏合宿 2015


先週の麻布学園チェス部の夏合宿に引き続き、今週は昨日、今日の2日間、暁星学園チェス部の夏合宿に行ってきました。場所は山梨県西桂町の三つ峠です。家からは横浜、東神奈川、八王子、大月と乗り換えを繰り返し、3時間と少しで到着しました。東京は午前中、雨が強く降っていたそうですが、三つ峠は幸いにも雨が途切れ、青空を仰ぐことができました。


大月から乗ったのは、富士急行線河口湖行きの電車です。昨年の夏合宿の舞台となった、河口湖へはこの電車で向かいます。新宿と河口湖は高速バスでも繋がっていますので、そちらを利用する人も多いですが、そのバスは三つ峠には止まりません。三つ峠を訪れる多くの方は、この富士急行線を使うのはないでしょうか。


富士急行線は短い四両編成で、三つ峠駅自体も非常に小さな作りになっています。ハンガリーのケチケメート駅を少し思い出しますが、それよりずっと小さく、レトロな駅舎です。


三つ峠駅に到着したのは午前9時半頃。それから町役場で地図を貰い、合宿場となる三つ峠グリーンセンターを目指します。グリーンセンターは三つ峠の登山客にはお馴染みの場所で、三つ峠登山道の少し手前にあり、大浴場やスポーツのできる施設もそろっています。1800m を超えるハードな登山に臨む人たちが一息つくほかは、地元のご老人たちがのんびり滞在しています。私たちのような若い利用者は他に見られませんが、夏休み中の大学生たちも訪れるのでしょうかね。


ゆっくり写真を撮りながら歩き、10時半頃にグリーンセンターに到着です。私と顧問の先生はふれあい館というグリーンセンターの本館に泊まりですが、生徒たちはこうしたコテージに滞在します。この中がチェスのトレーニングをする場にもなるわけです。


私は荷物を置いてから、昼食の時間までもう少し散策することに。三つ峠の本格的な登山道にはとても入れませんが、その手前までは時間的にも体力的にも問題ないだろうと、歩みを進めます。三つ峠さくら公園は、春の時期には花見を楽しむお客さんで賑わいそうです。


さくら公園内の川で一息つき、のんびりするまでは私の予定内の行動でした。川の水はとても冷たくて心地よく、童心に帰ったような気持ちになります。予定外だったのは、足を滑らせて両足からダイブしたこと(笑)靴が濡れてしまっては、さくら公園より先の散策は諦めるしかなく、グリーンセンターに戻って、トレーニングを始めることにしたのでした。 


Black to move

生徒は7人なので、私も試合に入ることになります。最初の試合、相手はこの1年ではっきりと成長の見える中学生ですが、ここは典型的なミスをしてしまいます。

7... Ne5?


ピンを利用し、e5 にナイトを置きたくなります。しかし、奥にいるのがキングではなく、クイーンの場合、ピンにしたナイトが本当に動けないのか、しっかりと確認しなければいけません。

8. Nxe5! Bxd1 9. Bb5+!


クイーンを捨てても、メイトにするか、クイーンを取り戻せれば、サクリファイスは成功です。黒にはうまい受けが無く、クイーンを返したうえに、駒損が避けられません。

9... c6 10. dxc6 Qc7?


白はc6-c7cxb7 の2つのディスカバードチェック&チェックメイトのスレットがあります。この2つに対応してメイトを防ぎつつ、なるべく駒損の被害が少なくなる変化がどれなのかは、意外と見つけるのが難しいかもしれません。是非、考えてみてください。

11. cxb7+ 1-0


11... Kd8 12. Nxf7# で終わりです。プロモーションしてクイーンを取り返すのではなく、メイトにしてしまうのがベストです!


Photo by Maehara

合宿2日目の今日は、朝、1時間半のレクチャーをこなした後で、高校生3人と同時対局を行いました。4年前の合宿からの付き合いとなる現部長も、今回が現役最後の合宿となります。彼は重要なポジションでの判断ミスで形勢を悪くしてしまいましたが、全体的には良いプレーを見せてくれました。これから部を担う後輩たちが、彼のプレーから自分たちに活かせるものを、学び取ってくれると良いですね。

先程、私は三つ峠の合宿から帰宅し、この1週間での遠征を全て終えました。鬼怒川温泉、名古屋、三つ峠でお世話になった皆さんには、あらためてお礼を申し上げます。3つのチェスクラブのメンバーとは、今月のクラブ選手権で再び会うことになるでしょう。東京での再会を楽しみにしています。

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