2016/11/26

Hakodate Chess Tournament Arrival Day


羽田の夜明け

今日から3日間、函館チェス大会に参加するため、北海道の函館に来ています。到着日の今日は朝の8時過ぎに函館に降り立ち、夕方までは観光、夜は函館チェスサークルのメンバーとの同時対局を楽しんできました。試合前日のこの日を写真で振り返ろうと思います。


函館到着後、すぐに迎えに来てくれていた山田さんと交流します。山田さんは函館チェスサークルの代表で、10年以上お世話になっている人です。空港から向かった彼の自宅で少し休憩した後は、中心地から少し離れた湯の川温泉へ。本格的な温泉に入るわけではなく、市電の湯の川温泉駅前にある足湯を楽しんできました。函館は全日に降った雪が積もっており、空気も冷たい! 足は温まっても、上半身は寒く、全身跳び込みたくなります(笑)


足湯を後にし、少し早い昼食に向かいます。駅前の朝市は翌日に回し、温かいものをを求めて五稜郭近くへ。選んだのは函館の名物、塩ラーメンです。五稜郭近くに本店を構える函館麺厨房あじさいは、函館でも人気のラーメン店。羅臼に負けていないという函館の昆布でだしを取った塩ラーメンは、なかなか東京では食べられないレベルの逸品です。


続いて五稜郭の全貌を眺めるため、五稜郭タワーへと上ります。実際に上ってみると、五稜郭が本当に五角形であることが分かるのですが、どうしても一枚の写真に収めることは難しかったですね。この時期は雪ですが、春には桜を楽しむことができ、季節によって違った趣があるのが、五稜郭の見どころです。タワーから降りた後も、五稜郭公園の中を散策し、箱館奉行所の内部で箱館戦争の歴史や、箱館奉行所について学ばせてもらいました。


五稜郭観光の後は山田さんと一時別れてホテルにチェックインし、しばし休憩。16時過ぎからは、夜景を目当てに函館山へと向かいます。函館山は混雑を避けるために乗用車での登頂を禁止しており、観光客は主にロープウェイを利用します。函館の名物である函館山からの夜景は、噂以上の美しさでした。両側を海に挟まれた、函館独特の地形がはっきりわかるのも面白いですね。


下山後、早めの夕飯は寿司を選びました。山田さんがおススメだという回転寿司は、新鮮な北の海の幸を手頃な手段で楽しむことができます。定番のネタから、具が大量に入ったあら汁、高級魚のキンメダイまで、函館の海鮮を満喫させてもらいました。



そして今日のメインイベントでもある、函館チェスサークルのメンバーとの同時対局を迎えます。集まったとして10人ほどではないかという予想を裏切り、16名といっせいに対局をさせていただきました。結果は私の全勝ですが、面白いポジションがいくつもありました。


Kojima, S - S.K
Hakodate Simul

18. e5! Bxf3


素直にポーンを取る手には、少し気づきづらいタクティクスが隠されています。18... dxe5 19. fxe5 Nxe5 20. Nxe5 Rxe5 21. Rxf6!+- これで次にBd3-Bh7+ がディスカバードチェックのスレットとなり、白は駒得で勝勢です。

19. exf6 Qxh3+ 20. Kg1! Bxg2 21. Qxg2 Qxg2+ 22. Kxg2+-



20. Kg1 の時点で、黒はf3 とh3 のピースはダブルアタックされており、ピースダウンを受け入れなければいけません。21... Rxe3?? 22. Qxg7# となってしまい、黒のタクティクスは不発に終わるのがポイントです。

函館チェスサークルのメンバーとのゲームはタフなものが多く、2時間はあっというまに過ぎてしまいました。明日からの函館チェス大会でも、皆さんがどのようなプレーをするか、楽しみにしています。明日からの2日間も、よろしくお願い致します。

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